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今さら聞けない?!「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」何が違うの?

Nikon D800 / Nikon Z6Ⅱ

写真館に頻繁に行くのは難しい。
でも、お子様の日々の成長をキレイに残したい。

そんなお悩み解決のお手伝いのために、今回は写真を撮る「カメラ」のお話。

カメラにも様々な種類がありますが、
今回はその中から、
「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」について、
その構造から分かる2つの違い、
それぞれのメリット・デメリットをお話したいと思います。

ただ、構造の話をする際にどうしても専門用語が多くなってしまい、
全部細かく書き出すと大変なことになるで、ある程度は割愛してお話しようと思います。

一眼レフカメラ

構造について

※写真はイメージです。 ボディ:Nikon D800 レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4
※画像はイメージです。(使用ボディ:Nikon D800 /使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4)

実は、「一眼レフカメラ」のという名前がその構造を意味しています。

まず、一眼レフカメラの「一眼」は“撮影するレンズとファインダー(撮影の際に覗く場所)が通している光が同じになっている”ということを意味しています。
そして「レフ」は
「レフレックス[reflex](光を反射する)」の略です。
光はレンズから入り、カメラ内部の[ミラー]により反射、さらに[ペンタプリズム/ペンタミラー]に反射し、
ファインダーでその光を見ることができる。
この、[ミラー]があり、カメラ内部で光を反射させているので名前に「レフ」が入ります。

つまり「一眼レフカメラ」は、
「レンズから通った光が、カメラ内部で反射し、それがそのままファインダーで見られる構造のあるカメラ」ということになります。

因みに英語表記だと、
Single-lens reflex cameraや、SLRと表記されます。
カメラ好きの中では、
レフ機、一眼など、様々な呼び名があります。
デジタル一眼レフカメラを、デジイチと呼んだりもしますね。

メリット・デメリット

□メリット
レンズが覗いている景色(光)を、そのままファインダーから見ることができるため、
カメラを構えていても、そのファインダーからは普通に見ているまま見ることができます。
シャッターチャンスを逃しません。
特に、運動会などのスポーツ撮影や、ペットなどの動物撮影は撮りやすいと思います。

また、昔からほとんど変わらないデザインのため、
大手メーカーのカメラは、昔のレンズなどの互換性が非常に高いです。


□デメリット
昔に比べて小さくなり、軽いものも増えてきていますが、
この構造上見た目は大きく、重いものがほとんどです。
旅行はもちろん、週末のお出かけなどに持ち出すにしても、
1つカバンが増えるのは、大変かもしれません。

ミラーレスカメラ

構造について

※画像はイメージです。(使用ボディ:Nikon Z6Ⅱ /使用レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4)
今回、「一眼レフカメラ」との比較のため同じレンズを使用しております。
そのため、カメラとレンズの間に[アダプター]を挟んであります。
「ミラーレスカメラ」用のレンズを使った場合、さらに小さくなります。

先ほど「一眼レフカメラ」にて説明しました、
「レフ」の部分を取り除いたカメラが、「ミラーレスカメラ」になります。
レンズから入った光が、そのままイメージセンサーを通してデータ化され、
[背面モニター]や、[電子ビューファインダー(EVF)]などに出力されます。

この構造により、
一眼レフカメラでは難しかった小型・軽量化が叶うようになりました。

デジタル化が進むにつれて、
写真を撮るということがより身近になったと感じます。
最近では、プロカメラマンもミラーレスカメラに乗り換えている傾向にあるので、
これからどんどん良くなっていくと思います。

メリット・デメリット

□メリット
スマートフォンのカメラ機能で、写真を撮り慣れている方は、
[ファインダー]を覗いて写真を撮る「一眼レフカメラ」より、
「ミラーレスカメラ」の、[モニター]を見ながら写真を撮る方が馴染みやすいかもしれません。

さらに、[モニター]に出力されているままシャッターが切れるので、
明る過ぎた、暗過ぎたといった撮影ミスがほとんどありません。
そしてなんといっても、この小型・軽量化は「キレイな写真を撮る」ことを、より身近なものにしたと思います。

□デメリット
常にモニターなどで電池を消耗してしまうので、
遠出されたり、たくさん撮りたい場合は予備バッテリーが必要になったりします。
本体は軽くはなりましたが、荷物はそんなに減りません。

また、ここ数年目覚しい勢いで進化を続けている「ミラーレスカメラ」ですが、
レンズやアクセサリーは、未だ豊富とは言い難いです。
これから充実していくとは思いますが、
今はあるもので工夫していくしかないのが現状です。

まとめ

構造については分かったけど、結局どっちが良いのか?
どちらも、それぞれデメリットはありますが、
それが気にならなくなるほどのメリットがあり、
使い熟すことができれば、綺麗な写真を撮れるということは変わりません。

また、カメラの購入についてご相談を受けることがありますが、
「どういった写真を撮りたいと思いますか?」と逆にお訊ねします。
今回の内容をふまえますと、
「子供の運動会があるので」と言われれば、『一眼レフカメラ』をお勧めします。
「オシャレに常に持ち歩きたい」と言われれば、『ミラーレスカメラ』をお勧めします。
あくまで例えになります。ご参考までにご理解ください。

お話しした内容は、カメラについての一部になります。
これからもっと、カメラや写真の魅力をお伝えして、
キレイに「家族のカタチ」を残す、そのお手伝いになれば幸いです。
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