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紫陽花を色鮮やかに撮ろう。

6月もう下旬。
上旬は暑い日が続き、梅雨が来ないまま夏になるんじゃないかと思いましたが、金沢もようやく梅雨入りしました。街中を散歩していると、あちらこちらで紫陽花の咲くのを目にすることが多くなりました。
紫陽花を見ると、梅雨らしい ! なんて思うのは安直な気もしますが、 こうした日々のちょっとした変化から、季節の移ろいを感じるのも素敵ですよね。 

さて、紫陽花といえば、カタチは丸く可愛らしいイメージですが、 色合いといい雨の中咲く姿といい、どこか神秘的なところがあります。 
また、紫陽花は、公園や住宅地などでもよく見つけられるので、比較的撮りやすい花です。 

この時期カメラを持って散歩をして見つけた紫陽花が綺麗で、思わず写真に収めたくなる人も多いはず。 
そこで、今回は皆さんに紫陽花の写真を撮るときの簡単なポイントやコツ、金沢市内のオススメ撮影スポットなどを紹介します。 

紫陽花に限らず、他の花にも応用できるテクニックもありますので、
撮影のヒントになれば嬉しいです。 

紫陽花を撮るポイント

最初に、紫陽花を撮るポイント知っておきましょう。

・曇りでも綺麗
他の花と違い、紫陽花は梅雨の時季の花ということもあり 、
雨の日 、曇りには 、みずみずしさが増して美しく撮れます 。
小雨程度なら、撮りに出かけてもいしれません。

・「前ボケ 」や「後ボケ 」を取り入れる
咲いてる場所をよく観察してみまょう。
紫陽花はグループで咲いてることが多いので、
手前か奥のどちらかをぼかすことで写真に奥行きが出ます 。
スマートフォンで撮る場合は、後ろがボケる設定にすとより良くなります。

・ホワイトバランス( WB )の調整
少し青めに設定( 4700K 前後に)して撮ると 、
写真全体が梅雨らしいしっとりした雰囲気に仕上がります。
スマートフォンでも、青系が強く出るフィルターを使って撮ると、
いつもと違う雰囲気にな ります 。

小技その1・被写体と同じ高さに目線を下げる

紫陽花の花は、少し低めの位置で咲くので、
立って撮影すると、つい見下ろしがちになり、平面的な写真になってしまいます。
紫陽花と同じ高さに目線を下げると、
木々の隙間から見える空を背景に取り入れられて、
奥行きのある写真になります。

レンズのF値(絞り値)にもよりますが、
なるべく開放にして(数字の小さい状態で)撮ると、
より綺麗に写せます。

小技その2・ぐっと寄って撮る

紫陽花のカタチもさまざまなので、そのまま全体を写すのも素敵ですが、
[マクロレンズ]などを使って、思い切って寄ってみるのオススメです。
いつもの写真に変化が生まれます。

ちなみに、意外と知られていないですが、
ガクアジサイの花はココ。花びらのように見えるのは実はガクで、
中心の小花の方が真花(しんか)というそうです。
間近にレンズを向けることで、今まで見えなかった被写体の魅力にを発見できるのも楽しいものです。

※「マクロレンズ」については、別の機会に詳しくお話します。

小技その3・水滴といっしょに撮る

雨上がりは、紫陽花の撮影の絶好のタイミングです。
水滴とともに紫陽花を撮ってみましょう。
透明感のある新譜的な紫陽花写真となるはず。

とはいえ、そういったシチュエーションを、たまたま見つけるのは難しいものです。
もしご自宅の庭などで撮影が行える場合は、霧吹きなどを使い水滴を演出する方法もオススメです。

石川県内の紫陽花スポット

ご自宅のお庭や、道端でもたくさん咲いている紫陽花ですが、
写真愛好家たちのなかで有名な石川県の3大紫陽花スポットをご紹介します。

各スポットはそれほど距離が離れているわけではないので、1日あれば3か所を巡ることも可能です。
少し足をのばして、ガッツリ紫陽花を撮りに行く目的で出かけてもいいですね。

本興寺

金沢の「あじさい寺」としてし親しまれるお寺です。
毎年紫陽花を撮りに訪れるファンも多いのではないでしょうか?

紫陽花の原産が日本というだけあって、
お寺などの木造建築によ似合います。

街中からは少し離れているので、
喧騒を忘れて紫陽花を眺める静かなひとときを過ごせます。
ただし、お寺の敷地内のため、お参りもお忘れなく。

卯辰山公園・花菖蒲園

卯辰山の中腹にあり、その名の通り、花菖蒲の名所として、
毎年6月中旬から下旬にかけて約100種20万株の花菖蒲が見頃を迎えますが、
同じ時期に、紫陽花のスポットとしても人気があります。
小径に沿って、約2900株の紫陽花が植えられており、開花時には見応えがあります。
タイミングが合えば、花菖蒲と紫陽花の両方をワンショットに収められます。

大乗寺丘陵公園

約7万坪もの広さを誇る大乗寺丘陵公園。
一年中散策を楽しめるよう、四季折々の花木が植えられています。
ツツジが見頃を終えると紫陽花の季節。
この公園は紫陽花の種類が多いのが魅力。
ピンク、青、紫、白と色とりどりに約40種6500株もの紫陽花が咲き誇ります。

金沢市街地を一望できるうえ、綺麗な夕陽をみられるスポットでもあるので、
夕陽と紫陽花を組み合わせれば、ひと味違った写真を撮影できるのでhないでしょうか。

快晴の日は直射日光が一日中当たってしまうため、
花が日焼けしてしまいがちなので、できれば曇りの日や雨上がりの日を狙うのがよいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

紫陽花は品種が多く、写真を撮るのに飽きない花の一つです。
ぜひ、このブログを参考に紫陽花の撮影にトライして、
自分だけの最高の紫陽花ショットに出会えたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
撮り方について、もっと詳しく知りたい方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
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